部分入れ歯を上手に選び、快適に暮らすための情報をまとめました
たくさんの種類がある部分入れ歯。保険適用、自費診療で作れる代表的な部分入れ歯の費用目安を紹介しています。
部分入れ歯には「保険適用」と保険適用外の「自費診療」があります。
要望や予算、また歯の症状によってどちらかを選択して製作。装着することになります。保険適用の部分入れ歯の場合、料金は5,000~15,000円程度(上下どちらか片方の価格)です。
初めて診察を受ける場合には、虫歯や歯周病などの治療時に歯科医院を受診するのに必要な初診費用、これに検査・管理費用、レントゲン費用などが必要となります。
「自己負担」で作る「保険適用外」の部分入れ歯の場合は、選択する入れ歯によって費用が大きく異なります(下記はおおよその価格です)。
コーヌス・テレスコープ義歯
入れ歯本体の費用 (約20~30万円)、土台の歯にかぶせる金属冠の費用 (1本約10~16万円)
スマイルデンチャー
10万円~20万円(上下どちらか片方の値段)
ミラクルデンチャー
15万円~(上下どちらか片方の値段)
シリコン義歯
約10~20万円(片方の入れ歯にシリコンを貼り付ける費用。入れ歯本体の値段は含まず)
ホワイトクラスプ
約2~3万円(ホワイトクラスプ1装置分)
アタッチメント義歯
約1~10万円(アタッチメント1装置の価格。アタッチメント装置の種類によって金額差あり。なお磁性アタッチメントは1装置5万円前後。入れ歯本体の費用は別途)
ウェルデンツデンチャー
1歯あたり4万3千円程度~
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部分入れ歯治療にかかった費用は「医療控除」の対象になります。これは、1年間に10万円以上(申告額は200万円が限度)の医療費がかかった際に、所得税の一部が戻ってくる制度です。
「医療控除」は本人に加え、生計を同じにする配偶者や親族の医療費にも適用され、翌年の3月15日までに申告すると税金が還付または軽減されます。なお給与所得控除後の金額が200万円までの人は、所得額の5%以上の医療費がかかった場合に申告できます。
なお、確定申告の時に医療控除も申請するわけですが、これは5年まで過去に遡って申告することが可能です。インターネット上で申告できるe-TAXでも申告できるので、手軽に申告が可能です。
クレジットや分割払いは適用される?
クレジットで支払った場合や、歯科ローンで支払った場合も医療費控除は受けられます。その年に支払ったぶんの金額が対象となるので、歯科ローンの契約書やクレジットの控えなどを保管しておきましょう。
こんなものも控除の対象になる!
補綴物の作成費用や、通院にかかった交通費も控除の対象となります。マイカーで通院した場合は、ガソリン代や駐車場代、あるいはタクシー代なども対象になります。
こうやって比較してみると、自費診療でつくる部分入れ歯はかなり高額な費用がかかるように感じられるかもしれません。しかし、これを長い目で見ると、必ずしもコストパフォーマンスが悪くはなく、むしろ優れているケースさえあります。
保険診療でつくる部分入れ歯の寿命は、だいたい3年から5年ほどだと言われています。一方で、自費診療のものは短いものだと2年ですが、長いものは10年以上使えるものがあります。手入れや口腔内の状態の変化によっても寿命は変わりますが、長く使える部分入れ歯があるのは事実。
例えば、このサイトでもご紹介しているミラクルデンチャーはどうでしょうか。壊れにくい製品であると同時に、万が一の故障があっても修理が可能です。高額な費用を払って、新しく作り直す必要はないのです。
しかも、見た目の良さや装着感、噛み心地は自費診療の部分入れ歯の方が圧倒的に優れています。美容面はもちろん、健康面でもしっかりサポートしてくれるのは自費診療の入れ歯です。生活に欠かせない歯の質を考えても、長い目で見たら自費診療の入れ歯は決して高い買い物ではないのです。
美容の費用と考えると…?
「入れ歯にたくさんのお金を使うのはちょっと…」という人は、年間の美容にかける費用と、部分入れ歯の費用を比べてみましょう。それぞれの5年分の費用を比べると、それほど高いとは感じないと思います。
歯が人に与える印象はとても大きいもの。肌のハリツヤやメイクよりも印象を左右することさえあります。美容ケアだと考えて、お金をかける価値もあると思います。