部分入れ歯を上手に選び、快適に暮らすための情報をまとめました
装着方法や素材、適用条件などで選べる様々な部分入れ歯について、それぞれのメリットやデメリットをまとめています。
歯を失ってしまい、インプラントやブリッジを利用できない場合に有効なのが、部分入れ歯です。入れ歯という言葉に抵抗がある方も多いかと思いますが、現代の入れ歯は非常に高性能で、審美的にも優れているものが多くなりました。
見た目に入れ歯だとわからないようなものが増え、選択肢が多くなっています。逆に、どの部分入れ歯を選ぶべきか悩んでしまうほど。そこで、ここではそれぞれの部分入れ歯についてメリットとデメリットをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
一本でも歯が残っていれば適用できる部分入れ歯。24時間使い続けることができるのが最大のメリット。また壊れても修理ができるので、長く使い続けることができます。
素材の弾力だけで装着する部分入れ歯。残っている歯に負担をかけないので、残歯を守ることができます。吸着がよく、装着感もいいです。
洗浄剤いらずで、アレルギーの心配もない部分入れ歯がウェルデンツデンチャー。取り外しがしやすく、軽くて、においがつきにくいのが特徴です。
フレキシブルデンチャーやスマートデンチャーなどとも呼ばれる部分入れ歯。強度が高く、薄く作れるので、装着時の違和感が少なくなります。
ドイツ生まれのはめ込み式の部分入れ歯。残っている歯に冠を被せ、そこに外冠をはめ込むことで固定します。精密に作られているので、長持ちします。
磁石の力で装着する部分入れ歯が磁性アタッチメント。マグネット義歯、マグフィットデンチャーとも呼ばれます。歯に金属を埋め込み、入れ歯側には磁石をいれて、磁力で固定するというものです。
残っている歯に維持装置をつけ、鍵をかけるような形で着脱する部分入れ歯です。維持装置は外からは見えないところにつけるので、見た目も問題ありません。しっかり固定ができます。
残っている歯が少ない方におすすめなのが、レジリエンツテレスコープ。粘膜の力を使うので、残りの歯が少なくても維持ができます。
留め具を使わず、口腔内の構造と粘膜の力だけで維持するという新しい部分入れ歯。歯が1本でも残っていれば適用可能で、装着感もよく、残った歯を削る必要がありません。