部分入れ歯を上手に選び、快適に暮らすための情報をまとめました
目立たない部分入れ歯の特徴や、種類と費用をまとめています。
入れ歯には、どうしても「加齢」「機能の低下」という印象がつきまといます。入れ歯をしていることがわかると、それだけで年をとって見られてしまうことも。それなら、入れ歯が目立たないものになれば、より若く見えるということですね。
自費診療の入れ歯なら、天然の歯と見分けがつかない
保険診療の部分入れ歯は、金属のバネを使って装着します。この金属が目立つので、入れ歯をしていることがすぐにわかってしまいます。でも、最近の自費診療による優れた部分入れ歯なら、入れ歯をしていることがわかりません。自分で「これは入れ歯です」と言わない限りわからないレベルのものもあります。
これらの部分入れ歯は、金属のバネを使わずに装着します。土台になるピンク色の部分が小さい、あるいはほとんどなかったりするので、入れ歯だとはわからないでしょう。自費診療で目立たない入れ歯にすれば、口元が綺麗に見えます。それまでよりも若く見える効果も期待できるのではないでしょうか。
目立たない部分入れ歯の種類と費用の目安を紹介いたします。
金属のバネを使用しない部分入れ歯の一つ。他の歯に負担をかけず、また残っている歯を支える効果もあります。一本でも歯が残っていれば適用できるので、誰にでもオススメの入れ歯です。壊れても、修理をして長く使い続けることができます。
ミラクルフィットは、素材の弾力だけで装着する部分入れ歯。違和感や他の歯への圧迫感が小さいのが特徴です。吸着がいいので、24時間装着していても問題ありません。小さい部分の入れ歯に最適。費用は12万円ほどから。
無菌性樹脂素材で作られた部分入れ歯。軽くて、ニオイがつきにくいのが特徴です。基本的には洗浄剤がほとんど必要ないので、お手入れが楽なのが特徴。しなやかで、強度が高いというメリットも。費用は20万円前後から。
コーヌスデンチャーは、ドイツで生まれたはめ込み式の部分入れ歯。残っている歯に内冠を被せ、そこに義歯側についている外冠を被せることで固定します。高い精度で作られるのでズレたり外れたりがしにくく、また他の歯に負担をあまりかけません。費用は60万円ほどから。
粘膜や歯の構造で入れ歯を固定するという新しい部分入れ歯。まだ認知度が低いものの、留め具がなく、また装着感がいいことから注目されています。歯が一本だけでも残っていれば適用できるので、総入れ歯を考えている人にもオススメです。費用は27万円ほどから。
残っている歯に磁性のある金属を埋め込んで、入れ歯側に磁石を入れ、磁力で固定するという部分入れ歯。誰でも簡単に着脱ができます。安定感があるので、ものを噛んだ時の感触がしっかりと感じられます。装着時のガタつきもありません。費用は1装置1~10万円ほどから。
フレキシブルデンチャーやスマートデンチャー、メイクデンチャーとも呼ばれます。元々の歯や歯茎の色に合わせて作るので、見た目に違和感がありません。素材の強度が高いので薄く作ることができ、装着している時の違和感が少ないのが特徴です。費用は10~20万円ほど。
鍵をかけるようにして固定するタイプの、はめ込み式の部分入れ歯です。力を入れずに、誰でも簡単に装着ができます。しっかり固定できるので、噛む力を取り戻すことができます。壊れても修理ができるので、長く使い続けることができます。費用は70万円ほどから。
残りの歯が少ない方にオススメしたいのが、レジリエンツテレスコープ。粘膜の力を利用して装着するので、残っている歯にはほとんど負担がかかりません。残りの歯は少ないけれど、抜いて総入れ歯にするのは嫌だという方には最適の部分入れ歯です。費用は40万円から。